Scientific Linux 6.3のvim-powerlineインストールでハマったこと

基本的なやり方はここを参照した。

iTerm2 + zsh + tmux + vim で快適な256色ターミナル環境を構築する

>setup.shでは、各設定ファイルへのシンボリックリンクを生成するのですが、すでにファイルが存在する場合はlnコマンドが失敗するので、その場合は適宜対処してください。
この箇所では、すでにファイルがある場合は既存ファイルの名称を変えるか、削除すること。

>最後に、vim-procをmakeします。
ここでは、makeするファイルを “make_unix.mak” とした。
(makeはスーパーユーザーでやったほうが安全かも…)

ステータスラインを正しく表示するため、フォントにパッチを当てる。
使用するフォントはプログラミング用として有名なRicty(リクティ)を利用するため、予め作成しておく必要がある。
まず、ホームディレクトリに”.fonts”ディレクトリを作成する。

$mkdir ~/.fonts

次にfontforgeをインストール。

$sudo yum -y install fontforge

GitHubからRicty作成スクリプトを取得する。

$cd ~/
$git clone https://github.com/yascentur/Ricty.git

InconsolataとMigu 1Mフォントをダウンロードする。

Inconsolata
(OpenType fileのリンクからフォントファイルをダウンロードし、Rictyディレクトリに移動する)
Migu 1M
(DOWNLOADからzipファイルをダウンロード)

Migu 1Mのzipファイルを解凍する。

$unzip migu-1m-20120411-2.zip

解凍したファイルから migu-1m-regular.ttf と migu-1m-bold.ttf を Rictyディレクトリに移動させ、Rictyディレクトリの ricty_generator.sh を実行する。

$cd Ricty
$sh ricty_generator.sh Inconsolata.otf migu-1m-regular.ttf migu-1m-bold.ttf
(ここで約2~5分ほどかかる。)

ディレクトリに Ricty~.ttf というファイルが作成されるため、 .fontsディレクトリにコピーする。

$cp -f Ricty-*.ttf ~/.fonts/
$fc-cache -vf

ここからパッチを当てる手順となる。
リンク先の手順通り進めているなら、Rictyフォントを”~/.vim/bundle/vim-powerline/fontpatcher”へコピーする。

$cp ~/.fonts/Ricty-Regular.ttf ~/.vim/bundle/vim-powerline/fontpatcher
$cp ~/.fonts/Ricty-Bold.ttf ~/.vim/bundle/vim-powerline/fontpatcher
$cd ~/.vim/bundle/vim-powerline/fontpatcher
$fontforge -lang=py -script fontpatcher Ricty-Regular.ttf

ここでエラーが発生。Pythonのエラーで”python no module named argparse”と表示された。
Scientific Linux 6.3にインストールされているPythonのバージョンは2.6.6。

調べてみると、argparseはバージョン2.7から標準で追加されているという。
最新版のPythonを利用したかったため、バージョン2.7.3をソースからインストールした。

が、同様のエラーが出る。なぜ…(・・;

ターミナルでpythonと打って出てくるバージョンは2.7.3なのに…
念のため、easy_installでargparseをインストールしてみたが、これもダメ。

それからしばらく考えた結果、使用されているPythonのバージョンが2.6.6のままなのではと考えて
ターミナルからpython2.6と打ったら、2.6.6と表示された。

そこでPythonの2.6にeasy_installをインストールしたが、どうやって2.6のeasy_installを使用するのかわからず、Google様に聞いてみた。
(検索キーワード ・・・ python 複数バージョン easy_install)

そしたら、一番上のリンクに解決策が書いてあった。

easy_installは各バージョンごとやらなければならない

バージョン毎に”-*.*”みたいなサフィックスが付くみたい。
ということで、2.6にargparseをインストールするには、

$sudo easy_install-2.6 argparse

と実行する。

それから、パッチを当てる。

$fontforge -lang=py -script fontpatcher Ricty-Regular.ttf

今度は成功!
続いて、Ricty-Boldも同様に、

$fontforge -lang=py -script fontpatcher Ricty-Bold.ttf

これも成功!
fontpatcherディレクトリに、Ricty-Regular-Powerline.ttf と Ricty-Bold-Powerline.ttf というフォントが作成された。
これらを、~/.fontsディレクトリにコピーする。

$cp Ricty-Regular-Powerline.ttf ~/.fonts
$cp Ricty-Bold-Powerline.ttf ~/.fonts

最後にvimから利用できるようフォントの設定を行う。
ホームディレクトリの”.vimrc”に以下の記述を追加。

set guifont=Ricty\ 13

表示されるフォントも綺麗になり、GVimのステータスラインもカラフルでカッコイイ!

※Scientific Linuxは標準ではsudoを標準のユーザーでは使用できないため別途設定が必要。

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カテゴリー: vim

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